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雑誌おまけのスピーカーユニットがまた今年も出ました。
このおまけ製品を使ったコンテストを催し、毎年、いろんな観点で入賞作を紙上でも発表し、 「え~こんなのも入賞するの だったら俺もやろうっと」 みたいな気になる人も多いでしょう。自作オーディオ趣味を孤独でやってる人は作品を雑誌媒体で発表されることにあこがれるでしょうし、 「入賞、認められて有名になりたい」 みたいな名誉欲まで一緒になると、ますます熱くなってこれを買って製作に夢中になる人もたくさんいそうです。 冷めた目で見るとこの雑誌おまけ自作コンテストはビジネス戦略、販促計画としてなかなかのものです。 1.上のような欲求を持つ人がマーケットとして結構な規模があること。 2.楽器演奏、声楽、絵画、彫刻、スポーツなど他の分野で成功、著名になるより敷居が低そうに見えること 3.青息吐息のユニットメーカーの販促と記事ネタマンネリ雑誌の販促のコンビで、単独でやるより売り上げが見込めること 4.コンテスト後も結果発表を見たさに雑誌は売れるし、メーカーも高額な自社製品の営業効果を期待する 5.付随商品(箱)も雑誌おまけでまたまた売れる 6.複数使用を禁じてないので、一人でいっぱい買う人も出る ケチをつけたいのではありません。自作スピーカー趣味は入門者に対して分かりやすい、とっつきやすい環境が整っていると思えません おたく野郎みたいな奴が師匠になると門下生は苦労して 「初めて作ったけど、もうこりごり」 みたいな話も聞きました。 その点これを買って 「わ~音が出たあ~」「いい音だ~」 の感動を、買いさえすればお手軽に、(安いかどうかは主観)得られるのは良いことです。 自作ガイド本に記事に使った商品の広告が出ている程度ではこれほどのセールススケールは望めないでしょう。 また、ユニットメーカーや小売り販売店が同様のコンテストを主催したらどうなるか。 これ微妙です。雑誌は音が出ないので、味の分からない料理本みたいなところがあります。 ネットで音を公開するのも公平さを維持できるか分かりません。 何年か前に私も一度応募して予選落ちしました。以来物を買っても応募したことはありません。 自分は6cmフルレンジと聞いただけでたいてい興味ないのですが、 1.現在ユニット商品はルーチンでは販売してない会社製品であること 2.別ブランドでカーオーディオを成功させ、良い音を出していること 3.先のトピックで発掘したジャンクユニットが大変気に入ったこと 4.早速買って鳴らした人の感想はほとんど良好なこと 5.高校生時代に友人がPE101を、そのお兄さんがPAX20で自作してその音が印象にあること(兄弟でハードロック野郎でした) なので買ってみました。 いつも通りサブバッフル板に取り付けて、共鳴管駆動はつらそうですが「テレスコ」で聴いてみたいです。
by hiro-osawa
| 2017-09-22 01:48
| オーディオ
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